自殺者は本当に減っているのか

自殺者数が15年ぶりに3万人を切ったと報道がありました。確かに、ここ数年は自殺者数が

減ってきています。ただ、それは、単純に日本の人口が減った結果、自殺者数も

減っただけだと思っていました。そこで、直近、5年の自殺率(人口10万人あたり、何人が自殺しているかの人数)

を年代別に調べてみました。

その結果、確実に自殺率も減っていました。特に、30歳~69歳の自殺率の減少が目立っていました。

この年代は、労働世代とも言われ、日本経済を支える大事な世代です。

おそらく、リーマンショックから立ち直ってきたこと。そして、パワハラという言葉が浸透してきたこと。

この2点が大きく影響しているものと思われます。現在、アベノミクスで景気が良くなるという雰囲気が

出来上がってきており、平成25年の自殺率も減少すると予想されます。

逆に、アベノミクスが失敗し、収入の格差が広がれば、自殺率の上昇につながるでしょう。

今後の経済に振り回されるのは、私を含め、とても嫌なものですが、景気が良くなれば、

それが生きる希望につながるのも事実です。今後の政治に期待したいものです。

自殺率を調べ、グラフにしました。年代別自殺率.xls (20 kB)